仕事を選び、取り組み、続けていくうえで、仕事の楽しさについて考えることもあるでしょう。
その仕事が自分に向いているか、得意分野か、人の役に立てているか、といった風に、自分とその仕事自体が合っているかどうかも重要ですが、それと同じくらい重要なのが職場環境です。
どれだけ得意な仕事でも、どれだけ好きな業種でも、職場環境が悪ければ長く続けることはできません。
そのため、仕事選びに悩んでいる人や転職を考えている人、あるいは職場の管理者の方は、職場が長く楽しく仕事を続けていける環境になっているかどうかに留意すべきです。
例えば、残業が過剰に多い職場は、やはり長く勤めにくいでしょう。
まして、残業代が正しく支払われていないのは言語道断です。
残業は労働基準法においても、ある種のイレギュラーとして定義されています。
そのため、残業が発生する原因が本人の仕事効率以外にあるのであれば、それを早急に改善すべきでしょう。
また、人間関係が良好であり、それを崩すような制度、システムを創らないことも重要です。
今や「アットホームな職場」とは美辞麗句であり、現実は全く異なる、というケースの方が多くなってしまいましたが、職場の人間関係は真に良好に保たれる必要があります。
その点について、成績をランキングで明示したり、他人と比較して悪評をつけることなどは、場合によって職場の雰囲気を悪化させてしまうことがありますので、注意しましょう。
ほかにも、休暇の取りやすさや、評価が正当であることなどが楽しい職場環境につながるケースも多いです。
会社として当然のことを、当然に果たすことが何より、ということでしょう。